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旧様式の表紙

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海上特殊無線技士

実施 日本無線協会
免許発行 郵政省地方電気通信管理局長


資格証書見本

旧様式の中身 当時は電波管理局長名

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新様式:特殊無線技士 無線電話甲



特殊無線技士


 特殊無線技士は営利を目的としないアマチュア無線ではなく、その意味ではプロの資格です。
しかし、名前と違い特殊無線技士は複雑な無線設備は操作できず、無線技術士や無線通信士のテリトリーのうち、社会的に需要が高い「特定分野の操作」が(取得しやすい資格で)認められるという特殊な存在といえるのです。
したがって試験レベルはそれほど高くはないのです。
詳細は特殊無線技士概要をまずお読みください。

海上特殊無線技士

海上特殊無線技士も、2級海上特殊無線技士は4級海上無線通信士の下位資格ともいえるもので、また第1級海上特殊無線技士は、昔は、「国際無線電話」という名称がつけられていました。その業務は国際VHFといわれていた特別な分野を取扱います。外国の船舶との交信を業務とするため英語を必要とするのですが無線工学は難しくありません。というのは、外国相手とはいえ、港の内部などでの連絡に使うVHF波の交信に使用する無線機なのですから複雑な機械でもなく、高い出力の電波を要するものではないのです。ただ 3級総合無線通信士でもこの国際VHFは操作範囲に入っておらず、この第1級海上特殊無線技士の資格でその分野を補填できるというわけです。
3級総合無線通信士は、総合という名前ですが、これはモールス符号を使った通信操作が操作範囲に入っているということであり、3級総合無線通信士資格は漁船を主な対象にしていたということを知っておらなければ理解に苦しむはずです。 3級総合無線通信士でも操作できない内容ということは2級総合無線通信士以上が必要というわけですが、国際VHFのためだけに2級総合無線通信士を必要とするのであれば、まるでアマチュア無線をするために、プロの通信士資格を求めるようなものとなります。そのためこの特殊無線技士というものは、社会的に需要が高い「特定分野の操作」が(取得しやすい資格で)認められるという特殊な存在といえるのです。 すなわち無線資格はかなり奥行きが深く、素人(アマチュア無線家という意味ではありません)には全く理解できないようなことが多いのです
なお、特殊無線技士は無線電話甲、乙のような名前になっていたのに、なぜ甲より上の資格に「国際無線電話」という名前があるのかという疑問メールもいただきますが、これは歴史的に 特殊無線技士の甲が先に制度化されており「国際無線電話」は後年(昭和50年代)に新設された資格だったことに起因します。
海上特殊無線技士2級以下は4級海上無線通信士の操作範囲に含んでしまいますので、操作範囲を研究してみてください。工学の難易度はアマチュア無線の4級程度の工学レベルと私は判断しています。
すなわち海上特殊無線技士の場合1級は英語(ヒアリング)の壁があり、その他は2級の間には大きなレベル差はないと考えます。
なお、私が特殊無線技士(レーダー級)を取得したとき、試験は記述式で高校生の私には難しいものでした。それが今ではやさしい試験になっているのを見ると複雑な心境です

●第一級海上特殊無線技士

一 次に掲げる無線設備(船舶地球局及び航空局の無線設備を除く。)の通信操作(国際電気通信業務の通信のための通信操作を除く。)及びこれらの無線設備(多重無線設備を除く。)の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作

 

イ 旅客船であって水平区域(大臣が告示で定めるものを含む。以下同じ。)を航行区域とするもの及び沿海区域を航行区域とする国際航海に従事しない総トン数100トン未満のもの、漁船並びに旅客船及び漁船以外の船舶であって平水区域を航行区域とするもの及び総トン数300トン未満のもの」に施設する空中線電力75ワット以下の無線電話及びデジタル選択呼出し装置で1605.5キロヘルツから4000キロヘルツまでの周波数の電波をしようするもの

 

ロ 船舶に施設する空中線電力50ワット以下の無線電話及びデジタル選択呼出装置で25010キロヘルツ以上の周波数の電波を使用するもの

 

二 旅客船であって平水区域を航行区域とするもの及び沿海区域を航行区域とする国際航海に従事しない総トン数100トン未満のもの、漁船並びに旅客船及び漁船以外の船舶であって平水区域を航行区域とするもの及び総トン数 300トン未満のものに施設する船舶地球局の無線設備の通信操作ならびにその無線設備の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作

 

三 前二号に掲げる操作以外の操作で第二級海上特殊無線技士の操作の範囲に属するもの


●第二級海上特殊無線技士

一 船舶に施設する無線設備(船舶地球局及び航空局の無線設備を除く。)並びに海岸局及び船舶のための無線航行局の無線設備で次に掲げるものの国内通信のための通信操作(モールス符号による通信操作を除く。)並びにこれらの無線設備(レーダー及び多重無線設備を除く。)の外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作

 

イ 空中線電力十ワット以下の無線設備で1606.5キロヘルツから四千キロヘルツまでの周波数の電波を使用するもの

 

ロ 空中線電力五十ワット以下の無線設備で25010キロヘルツ以上の周波数の電波を使用するもの

 

二 レーダー級海上特殊無線技士の操作の範囲に属ずる操作


●第三級海上特殊無線技士

船舶に施設する空中線電力5ワット以下の無線電話(船舶地球局及び航空局の無線電話であるものを除く。)で25010キロヘルツ以上の周波数の電波を使用するものの国内通信のための通信操作及びその無線電話(多重無線設備であるものを除く。)の外部の転換装置で電波の質

 

二 船舶及び船舶のための無線航行局の空中線電力5キロワット以下のレーダーの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作

 


●レーダー級海上特殊無線技士

海岸局、船舶局及び船舶のための無線航行局のレーダーの外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの技術操作








問い合わせ先
(財)日本無線協会

104-0053東京都中央区晴海3-3-3
テレホンサービス06-941-6440他

特殊無線技士 試験日程



参考になるホームページへのリンク
財)電気通信振興会の公式ページURLがオリジナルドメインとなりました
電気通信振興会・担当者様からご連絡をいただきました URLはhttp://www.dsk.or.jp/です

http://www.musen-shikaku.com/
小西克巳氏のホームページ
「無線従事者資格の館」創設時からのおつきあい。今や無線資格の定番サイト

http://www.radio-operators.net/
岩田博之氏のページが独自ドメインに!
岩田さんのページはこの分野で伝統と定評のあるサイトです。掲示板も設けられています

三浦 淳宏氏主宰の電気通信技術者アカデミー
専門学校の先生。弘文社の資格書籍でもおなじみ

電気通信主任技術者模擬試験
licenseworld社の提供・検索エンジンとも提携

無線従事者通信教育(QCQ企画)特技・ハムの通信教育・国家試験情報

キクチラヂヲ堂JH1BBC・ラジオの話題はここ。1陸技・電気通信主任技術者の方です

ハムエッグJA8HBH1陸技・1電通の方です。

高橋 俊光氏のページ
ニフテイのFLICでもご活躍・無線趣味は私と同様

Naripyon's Homepage
陸上無線技術士の情報
ラジオライセンス・メーリングリスト

青森職業能力開発短期大学校 佐藤先生
元プロの熱意が光る。アマチュアでもご活躍

トンツーがなくなって今(JE8TTS)
海上保安庁勤務の1陸技・1総通の方のページです。資格の紹介もあり

JARL A1クラブ
アマチュア無線・CWに興味ある方はぜひ。私も一応メンバーです

各務さんのページ
資格への取り組み等、参考になります

JG3THR北田佳仁先生
週に3回はお会いしています。上記ページは私と共同製作

7N4ALK/JR4COO 田代さん1通の合格体験記があります

JI1JCI黒宮さんのページ 無線資格・ハムと旅がテーマ

西川敏弘の合格体験談


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