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しかし、同じ郵政省免許の工事担任者や電気通信主任技術者なら、次のような視点である程度の比較はできます。 難易度分析のアプローチ (1)業務範囲から、資格の重みを考える。 工事担任者であれば、デジタル・アナログ総合種が最高ですが、これは(アナログ1種+デジタル1種)に相当します。実際この条件を満足しますと(現在のところ)総合種の免許を申請できます。 また、アナログの中ではアナログ1種が最高でデジタルの中でも1種が最高ということは理解できると思います。 さらにアナログ3種とデジタル3種を比較しますと、同じ3種でもデジタル3種を持っておれば、アナログ3種の業務範囲を含みますので、この中ではいちばんやさしい資格はアナログ3種といえるでしょう。 電気通信主任技術者は、伝送交換では1種をもっておれば2種の業務範囲を含みますので1種が上位といえるでしょう。ただし、専門や電気通信システムは同じ問題であり同レベルともいえるでしょう。また、線路は全く違う仕事と考えたほうがいいでしょう 電気通信主任技術者と工事担任者は、対象とする仕事内容が違うので業務範囲上の上下関係はありません (2)試験内容から考える 工事担任者は3種では、専門高校の認定学科卒業で基礎科目が免除されますが、電気通信主任技術者ではそのような制度は高校卒業者にはありません。 電気通信システムの試験問題を見ますと、圧倒的に電気通信主任技術者のほうが難しい内容です。工事担任者の上級資格所持で科目免除を狙うのが得策と感じます。 (この場合、工事担任者の科目合格では免除対象とはなりません。全科目合格し免許が必要なのです) 工事担任者(2種以上)の特典として無線従事者国家試験の「科目免除」があるのですが、最高でも2級総合無線通信士の「無線工学の基礎」が免除になるのみであるのに対し 第1種電気通信主任技術者では、1級総合無線通信士の無線工学の基礎+無線工学Aまで免除になり、無線の最高資格である1級陸上無線技術士の無線工学の基礎+無線工学Aまで免除になります。 また、線路主任技術者では1級総合無線通信士の無線工学の基礎、1級陸上無線技術士の無線工学の基礎が免除になることから、エレクトロニクス的には第1種電気通信主任技術者が最難関と考えます 次ページへ進む |