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資格談義
資格の裏側

タイトル

 西 川 敏 弘



2000年2月発行 第4号



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1999年11月:情報通信 無線の資格
2000年12月:情報通信 通信(有線)の資格
2000年 1月:情報通信 教育関連資格



ライセンスの話題
行政書士の試験内容が変わる
作文が廃止され、また、試験方式が、問題数増加とともに、一部記述式となるようです。法令の記述式は、事実上の試験の難度の上昇でしょう。
また、出題が大学教授によるものとなるみたいで(今まではそうでなかった?)、問題自身も難しくなるみたいです。
とうとう行政書士も難関となる・・昔取っておいて良かったという気分です・・何か買っていたいた株が急騰して儲けたような感じです。逆に、やさしい時代を知っている人で取得希望者は複雑な思いがあると思います。
資格はまさに生き物です。逃した魚は遠いところに行って成長してしまうと自分の手に負えなくなってしまうこともあります。
また、逆に死んでしまうものもあります。
たとえば情報処理技術者の特種を名乗りたい(合格したい)と思っても、その試験は廃止されている場合などがあります。
また、逆に、試験制度そのものは存続しているが、規制緩和により やさしくなりすぎた資格もあります。たとえば 特殊無線技士の旧レーダー級などがそうです
私が取得した20年以上前は試験は、記述式であり独自の地位もありました。ところが法令改正でその操作範囲は他のやさしい資格でも操作できるようになったばかりか、その試験そのものもやさしくなってしまいました
このような例ですと、所有者のステータス的価値は下がることになりますが、それは試験難易度のことであり、操作範囲に不利益にならないのでこういった改訂となるのです。要するに国家資格といえども、技術の進歩に伴い高度な技術が必要なくなった場合など 規制緩和の影響で資格も変化するということです。つまり資格試験の問題が解答できるという能力の証明目的で試験は語れないということです
通産省の情報処理技術者が大きな変革期を迎えているといいますが、技術革新の速い技術分野であり、また業務独占というものが無いだけに「知識の証明」という難しい問題を抱えていると思います。 つまり、20年前の第2種情報処理技術者が、当時の知識だけでは現在のパソコン利用でさえ十分できないという人も存在する可能性もあるということです
気をつけよう資格商法


最近、不況ということもあり、電話などで資格講座を高額で契約させるという被害が相次いでいるようだ。
神戸新聞2月19日付紙面でも昨年同期と比べ神戸市生活情報センタに寄せられる苦情は1.8倍にもなっているとして読者に警鐘を鳴らしている
かくいう 私のところにも変な業者から電話が相次ぎ困っている。もちろん私は単純にひっかかたりはしないが、ここでは事例研究?としてその対応の一部を 公開したいと思います。情報通信時代の資格検定ガイドの読者諸兄には、「なんと私に馬鹿な業者だろう」と思われるかもしれないが、初心者のためあえて公開したいと思います



今月の特集

特集 資格好きでも勧誘は困る

毎回、ひとつの分野について今までとは少し違った角度で紹介をしたいと思います。
今回は社会問題にもなっている、資格に関する商売の話題です
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平成12年3月更新

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西川敏弘 jf3mxu@hi-ho.ne.jp