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情報通信時代の資格検定ガイド
このページの作者がめざすもの

西 川 敏 弘


このような資格・検定を取り上げたページを公開していますと、多くの方々よりメールをいただくようになりました。
その中で良く聞かれることは「作者が何を目的にこのようなページを公開しているのか」ということや、「ページの方針」についての問い合わせが多くいただいております。もちろん、その内容は「共感」や「目から鱗が落ちた」という好意的なものが多いのですが、中には誤解をされていると思われるメールもあります. そのため、これらのことを少し私なりにまとめることも意味あることと思い、ここに記載することにいたしました。


製作目的とその方針は何か

1.非営利で個人運営。いわば「研究成果の自費出版」

市販の通産省の情報処理技術者資格を中心とした「情報系資格ガイド」とは違い、「情報通信」の資格・検定を中心とした内容のものを発表したいと考えておりました。特に、工業系情報・通信資格に焦点を当てたものは市販の資格ガイドブックにはなく寂しい思いをしていましたので、それなら思いきって作ってしまおうと考えたわけです

決して、転職目的などを狙ったものではなく一応今の仕事には満足しておりますので誤解なきようにお願いいたします。(過去に条件提示いただける場合もありましたが)
このように個人製作の「情報通信関係」「資格・検定ガイド」の非営利資格WEBページとして高い評価を得たいということがこのページの製作目的・動機として挙げられます。情報処理関係資格検定だけでなく、通信技術、エレクトロニクス系も含めた電子・情報・通信の資格ガイドをめざし、特に法的規制とか省庁・法令という資格の原点に立った 情報・通信関係の資格研究の成果を自費出版的に提供したいと考えております。その意味では現状のものは、完成途上にあり満足のいくものではありません。今後さらに充実をしなければと思いますがなかなか思うようにはなりません。 特に電気通信主任技術者や無線技術士の紹介サイトも少なく、ある程度、情報・通信関係の総合サイトとしての評価を得ているものと考えております。
このようなことから、広告を出させて欲しいという業者の方から多くのメールもいただくのですが「非営利・個人ページ」としての分をわきまえておりますので、そのようなお誘いにはお断りをしております
ただし、このページを評価していただき相互リンクをさせていただいたり、CGIをはじめ無償のサービスをいただいたものにはお礼の意味でリンクをしています。

2.他人が簡単に真似をすることができない内容とする

通常、このような資格検定紹介は、その分野の知識・資格取得経験・指導経験がなくとも、作ることは可能です。資格ブームに便乗したページと誤解されないよう、自分の取得体験を中心に、さらには資格検定指導経験に基づく内容にしています。参考になる個人ページのリンクも連絡を行い、当方のWEBページを実際にご覧いただけるよう連絡のうえ承諾いただいたり、相互リンクをさせていただいております。私がリンクしておりますページは参考になるサイトとして自信をもって推薦できるものばかりです。
なお、リンク依頼のメールに対し、ご返事がいただけない個人ページは、私のWEBページは「リンク不適当」として承諾いただけなかったものと真摯に受け止め、(リンクフリーのものでも)こちらからのリンクは遠慮させていただいているものもあります。
逆に、このページは、同様の主旨のWEBサイトから評価される資格検定ページをめざします。
とくに、検索エンジンや、その道のプロの方のページとの競合はさけるように留意しています。「人の褌で相撲を取る」ような考えは一切ありませんが、情報・電子資格ページのメジャーページとして、後進の方にリンクを希望されるようなページをめざします。
私は過去20年以上の資格検定の受験・通信教育などの生涯教育制度を利用した経験を公開し、「後進の方への励みにして欲しいこと」という視点を貫いています。
受験雑誌でも、体験記を重要視するのはこの点に尽き、これが不要な人には受験雑誌よりも「密度の高い問題集」が学習には向いているのは当然なのです。もし「動機づけは不要」とか「こんな試験は落ちるほうがおかしい。落ちるのは努力不足だ。体験記は大げさ」という立場なら、このページを読む必要はありません。
その人は優秀だ思いますが、時間を持て余す人や優秀な人だけが資格検定試験に取り組んでいるわけでないことを留意すべきです。よくそのような立場の方が、工業高校教員を希望されて、私宛メールをいただくこともあるのですが教員を志望されるなら、現在「生涯学習」や「新しい学力観」という視点が大切なことに留意すべきと思います。
ここでは取得した免許・認定証・賞状、関連資料などの画像を示すのは意欲を湧き足せるためであり「気分の悪くなる人」がいるのも承知の上です。「毒にも薬にもならないものはだめだ」というのは私の方針のひとつでもあります。このような文章を示し、そのWEBページの「行間を読める人々」へ本物の迫力で迫りたいと思います。


3.情報発信する以上、実名主義を通すこと。

これは、前述のように、私の真の目的は「自費出版がわり」で、それも金銭目的ではありません。
私は書籍を購入するとき、著者がどのような人かということが重要なポイントになっています。
アカデミックな世界では著者の経歴表示があるのは当然で、匿名ということはむしろ特殊です。インターネットは匿名社会だという反論もあるでしょうがこれは価値観の違いといわざるを得ませんし、それについて批判するつもりもありません。ただ私は「生きてきた世界(趣味も含めて)が実名主義」なのです。無線の趣味では、発信者のわからない電波はその時点で不法電波の取り扱いで、その世界の価値観で生きてきたのです。
検索エンジンで来た人が再度訪問したくなるような、信頼がおけるサイトをめざすため「実名主義」を通します
特に私はアマチュア無線雑誌で連載経験がありますが、この世界では ある意味でコールサイン=実名主義なのです。無線界のコールサインは車のナンバープレート以上の実名性があり、雑誌CQでは執筆者の住所まで掲載するのが基本という世界です。私も、雑誌CQで実名はおろか住所まで公開しているのです。

4.それではコールサインの売名行為が目的?

私の趣味はアマチュア無線です。アマチュア無線は金銭上の目的にはつかえません。そのため、コールサインをPRしても儲けにはならないのは当然なのですが、趣味を楽しく有利にするのには「呼んでもらえるアマチュア無線」をめざしています 女性やめずらしい場所に住んでいるアマチュア無線家は労せず、次から次へお呼びがかかり、楽しい趣味になるのですが、私のような神戸市という雑魚都市(希少価値なし)では 本人が有名になるのが一番です。したがって、その意味では売名的といわれても仕方ないような部分はあります。しかし、仕事柄、自分の教育活動の成果などを自費出版したいという気持ちのほうが大きいのです
さらに言えば、ちょうどホームページのアクセス数を競うような感覚がもともとアマチュア無線にはあるのです。これは見知らぬ人と接点を求め続ける趣味であることとも関係があると思います
私は、その点アマチュア無線の交信数や交信内容を競うことを趣味にしておりまして、せっかく作ったページはヒットさせたいという気持ちが強く、特に高校教員という指導する立場上生徒にもアクセスが多いページを作るのはそれなりに意味があるのです

なお、余談ですが、資格関連ページということで、NIFTYのFLICの総合SYSOPである水野勝成氏のハンドル(JF2AJA)と、私のJF3MXUという表示をご覧になり、共通点(JF・・)からか、「お知り合いですか」とかいうメールも良くいただきます。同じアマチュア無線家であり、これは個人に与えられた「コールサイン」を使用しているだけなのです。ただ、偶然ですが彼とは同じグループのメンバーということで、古くから存じておりまして、お会いしたこともあります。JFからはじまるのは資格関係者の何かですかとかいう問い合わせが多くなったのもアマチュア無線の知名度が落ちたからかもしれませんね。

5.最後に(12月22日追加修正)
くだらない話におつきあい頂きありがとうございました。
「自費出版のつもりでこのページを公開しました」と書いたところ、自費出版の会社数社よりお誘いをいただくなど反響の多さに驚いております。
また、多くの方より「雑誌社に売り込む値打ちがある」という励ましや「西川さんの執筆記事はCQ出版の雑誌数紙で見ましたのでCQ出版と契約があるのですか」というものまでいただきました
正直いいまして、大きな金銭的負担がかかる自費出版はいまのところする予定はありません。またCQ出版とは企業在職中(1980年代)からのつきあいで、無線雑誌にも98年に記事を書かせていただいた関係です。専属関係などはなく、今は無線記事も書いていません。
他の出版社の方からの資格に関しての取材メールにも数社に答えており、近いうち私のコメントが数紙に掲載される見込みです。このように現状に満足しておりますので、自費出版までは考えておりません。
ただ、近い将来の私の夢として、一般書店で扱われる「資格の書籍」や「初心者向け技術解説」など工業高校教諭の諸先輩がやっておられるような著作活動のチャンスがあればやってみたいという気持ちは残っております
今後、自分でしかできない資格検定ページづくりをめざす中で、多くの人が私に何を望んでいるかを見極めることととともに、自分の分をわきまえたページづくりをめざしたいと思います
したがって、この情報通信時代の資格検定ガイドでは「電子・情報・通信を第一の専門」とし、それぞれの専門サイトと並んでも見劣りしない内容をめざすとともに、個人の一流サイトの連携を強化したいと思います。「電気通信主任技術者総合情報」との共同企画CGIなどは、その先進的な例であり、プロのサイトに見劣りしない内容と高い評価もいただくようになりました
関連する工業技術系や教養としての資格検定紹介(生涯学習・一般常識)は参考になる程度の情報、そして全般的な資格情報(これも私に作って欲しいというメールも多いのですが)はCGIなどを利用した資格データベースなど別サイト(準備計画中)で連絡先など概要紹介するにとどめ、このページは「厳選紹介」という立場で、差別化することで今後充実させていきたいと思います
また、私の特性を生かした「資格に関したCGIを多数公開運用」するのを近い将来の課題としたいと思います。

参考:
アクセス分析と私の思うこと



平成12年3月更新

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西川敏弘 jf3mxu@hi-ho.ne.jp