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財団法人 社会通信教育協会認定 第1級生涯学習インストラクタ 西 川 敏 弘 文部省認定通信教育とは何か 文部省では、社会教育法に基づいて学校または、社団法人、財団法人などの公益法人が行う社会通信教育で、社会教育上奨励すべきものとして認定する制度を実施しています. これを「文部省認定社会通信教育」といいます。文部省の古くからの生涯学習の施策のひとつであり高く評価されています。 この文部省認定社会通信教育では、郵便料金が第4種通信教育扱いとなる特典があります。参考まで100グラムまで15円(その後100グラム毎10円)という安さです。 レポートの提出および添削返送のための郵便料金はもちろん、テキストや副教材・指導機関誌の送付も対象となるためきめ細かなサービスが安価で提供できるようです また、成績優秀者には文部大臣賞が与えられます(私も昭和63年度に受賞しました)また、生涯学習インストラクタ(2級)の道も開かれている講座もあります 文部省認定になるには、通信教育事業を継続できる資産があり、教材内容・添削指導の内容、指導者等についての審査があるようです。 認定後は文部省の指導監督があり、基本教材の変更にも文部大臣の許可を必要とするようです。 もちろんこれは、受講者保護の観点でしょう。 ただ、そのため技術革新が早いコンピュータソフト利用講座などは不向きでしょうが、旧来から通信教育の得意としてきた国家試験の受験指導、不易で重要な基礎技術・生活を豊かにする趣味分野には有益と思います。 費用は、それぞれの講座により難易度・教材の分量も異なり、当然受講費用も異なりますが2〜3万円というのが多く、ほとんどが5万円までです。 法外な値段であれば公的な認定はとれないのは当然ともいえ、学校や公益法人でしかできないものと思います 中には、統計主事という公的資格(ただしこれは公務員の世界の資格)が取得できるというものもあります また、大学が行う社会通信教育も多いのも目を引きます。ただし、この社会通信教育は学校教育法の大学通信教育とは異なりますので、修了したといても学歴にはならず大学の正規の単位にはなりませんので注意ください 大学の単位が必要な場合は、学校教育法上の大学・大学通信教育の正科(本科)若しくは聴講生・科目別履修生になる必要があります。放送大学なども学校教育法上の大学通信教育であり、卒業資格は通学課程と通信課程は同一なのです。 ただその学歴で就職できるかどうかというのは別問題なのです。社会通信教育は目的の資格・検定取得により大きな評価ができるものと思います 通信教育INDEXへ戻る |