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通信教育で資格を取得

西 川 敏 弘



award

文部大臣賞受賞(社会通信教育)昭和63年



通信教育は安い費用で資格試験に対する準備学習を行うことができます。
そしてどこでも学べることから、働きながら資格をめざす方には嬉しい制度です
特に一流専門家の講師陣による教材は市販の書籍とは異なり、指定レポートを仕上げることにより体系的な学習ができ大きな効果が期待できるものです。
しかし、一方で通信教育は 通学課程に比べて、学習に対する強制力が少なく、多くの人たちが希望に燃えながらスタートしたはずなのにもかかわらず、仕事などの両立が難しく挫折することも多くあることも事実です。

私は、中学校1年より文部省認定社会通信教育を受講し、その影響で将来の自分の専門とした電子工学関係は勿論、多くの分野を学びました。
現在、生涯学習のことを高齢者教育やボランテイアと混同した意見も見うけられますが、私は生涯学習は、学校教育だけでなく自分の興味関心にあわせた学習がいつでもできる制度に意義があると思います。
いつでもというのは、学校卒業後はもちろんのこと、義務教育等での在学中も含むということです。
小学生や中学生の学校以外の学習といっても学習塾だけではないはずです。また大学生のダブルスクールも市民権を得ていますが、社会通信教育も古くからある学生の学びの手段でもあるのです
もちろん生涯学習・生涯教育には年齢制限がないといいますが最低年齢もないのです

それと生涯学習というとボランテイアのイメージが強いのですが、系統だてた学習には、それなりのシステムで学ぶ必要があり、多少の出費は覚悟するべきと思っています。
もちろん商業主義的な「学び」や悪質な学習商売もあるようですが、もちろんこれらは論外です。その意味でも信頼できる通信教育というものが大切です

その意味で人生経験豊かな方が後進の方々にお世話されることはすばらしいことであると思います。現に、文部省認定通信教育を終了後、生涯学習インストラクタで活躍される方は、社会経験も豊富で立派なかたも多いのも事実なのです

一方で考えておかなければならないのは、学習する以上、明確な目的が必要で、学習自身が目的というのは考え物です。ひまつぶしと誤解されるようでは進歩には結びつきにくいと思います
私は少なくても、学習する以上その評価ができるものでなければと思います。また、その後の生活もこころ豊かになる必要があろうと思います。すなわち足跡を残すことです。
ここでいう足跡とは、表面的に見えるのは資格検定や修了証書の取得でしょうが、究極の目的はそれを通じて自分の人生を豊かにすることです。
資格はそのツールにすぎず、資格取得のための通信教育はその前段階なのだと考えます。純然たる資格マニアの方々には資格をツールとすることは邪道と思われることもあるかも知れませんが(良くこのようなメールをいただきます)、職業教育の世界でも資格・検定はひとつの柱になっているのです(私は、現在工業高校の教員をしています)
本来的には、本を自分で選び、独学できるのが理想なのかもしれませんが、通信教育は法的にも資格につながるものが多いので検討の価値は十分なのです。

大学証書

私の大学卒業証書
4枚のうち2枚は大学通信教育で取得した

学校卒業後も大学通信教育に編入を繰り返し、通信教育で教員免許などの資格を取得した経験を持ち、通信教育で文部大臣賞も受賞した経験をもっています

ここでは私の通信教育体験談とともに、資格試験受験との関連・資格取得のステップアップなどを考えていきたいと思います
現在の学歴社会では、はじめに卒業した大学の学科(つまり、高校卒業時点で選んで入学したはずの学科が不本意なら不本意の仕事につながる)で職業が決まり、仮に不本意な学科を卒業した人が専門を変えようとしても大きな労力を必要となるのが現実で、実務経験の無さ・必要とされる専門学科外の卒業で素人と判断され、そうしているうち年齢という壁が転職のチャンスも遠ざけます。
その流れを変える力になるのが、資格検定の取得であり、また通信教育で目標の専門学科を卒業することにより新たな人生の切符になるのかも知れません。いつ気がつくか。そしていつ行動するかです
なお、私は資格万能主義者ではなく、資格があればなんとかなるとは考えていません。ただ、資格取得に努力した姿勢で日々の仕事へ誠意を持って取り組めば、その人は成功する確率が高いと思うのです
かく言う私が成功している訳ではありませんが気持ちだけは常に前向きでいたいものだと思っています







平成12年3月更新

作者ホームページ

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西川敏弘 jf3mxu@hi-ho.ne.jp


アクセス解析99/8/16設置(数値は参考:頻繁に初期化予定)