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有線テレビジョン放送技術者

実施・発行 社団法人 日本CATV技術協会

記事協力 泰中美彦氏・六甲情報通信研究会

資格証書見本

資格証書見本


この資格については、友人の泰中美彦氏に協力をいただき紹介をしていきます。
この資格はCATV放送設備に関する技術資格であり、郵政省の認定資格である。
試験で取得するものではなく、社団法人 日本CATV技術協会の行う講習会を受講し、出席のうえ、修了試験に合格しなければならないシステムである。
2級の受講資格でも一定以上の実務経験を必要とし、実務経験の無いものは予備試験制度があるが資格者証を受けるためには講習試験合格後に実務経験が必要である
さらに、資格者証には有効期限があり、更新のためには講習(前回は通信テキストによる講習であったという)・レポート試験に合格する必要がある。
なお、資格取得のための講習会も試験不合格者は、再度1から受けなおしであるという。受講時間数が足りていても、試験だけ受けなおしたら良いというわけではないのである。
講習会の会場では 前回も受け不合格だという人も良く見かけるというので 受講資格の規定から考えても「だれでも受ければ通る試験ではない」ということは明らかだろう
講習会で取れる資格というのはやさしいというイメージがあるが、試験で取れず、講習会でしか取れないというのも特徴であろう
さて、この資格を情報通信の資格として、急遽追加紹介したのは、CATV局がインターネット接続サービスを開始し、この分野の技術やビジネス動向も今後注目すべきと考えているからである。
なお、郵政省の認定資格(昭和50年認定とある)であるが、発行自体は協会であるので「免許」とは言い難い。画像でもわかるよう「技術者証」であるから技術者称号の意味が多いと判断している。ただし 有線テレビ通信業界内での資格という感はあるが業界自身の規制の特殊性・郵政省の所轄下にあるので、免許のような取り扱い範囲が存在するのだろう
どなたか この資格の法令的根拠条文があればご教授いただきたいと思います
2級は引き込み端子数500以下に限定され 1級は大規模CATV施設の設計、設置、維持管理等で、講習も4科目に及ぶ。
講習時期は 1級1月、2級7月頃である。なお、郵政省資格の無線技術士や電気通信主任技術者とも隣接する分野であるが、これらの資格とは科目免除等の特典はないようである
なお、同団体ではケーブルテレビ工事技能者資格認定も実施しているようである。興味ある方は下記URLをご覧ください。


試験の問い合わせ
社団法人 日本CATV技術協会

http://www.catv.or.jp/jctea/jcteahome.htm

東京都新宿区新宿6-28-8
ラ・ベルテイ新宿6F
03-5273-4671


参考
ケーブルTVに1種電気通信事業者



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平成12年3月更新

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西川敏弘 jf3mxu@hi-ho.ne.jp