| ■ 投稿記事 技能士（岐阜県のY.S様から） |
技能士は、厚生労働省が所轄する技能検定試験で、特級・１級は厚生労働大臣名、２級以下はそれぞれの都道府県知事名で発行されます。
試験の職種も多岐多様にわたっておりますが 今回、岐阜県のY.S様から、資格取得体験に基づくアドバイスと、証書類の貴重な画像を提供いただきましたので紹介したいと思います
まず、学科試験は各自専門の職種の知識を試す訳ですから、市販の問題集など利用して知識レベルを 確認してください。
実技試験は一言で言うと「限られた作業時間内に指示された製品を如何にして正確に作 るか」と言うことです。
二級、一級の実技試験は1ヶ月程前から練習を始め製品完成まで一通りの作業を体で 覚えることです。（試験当日に頭の中で考える時間なんてありません）
まず、大切なのは、必要以上に神経を使い正確に作ろうとすると、おそらく制限時間をオーバーしてしまいます。
そのような課題が出題されていると考えても良いのではと思います。 30分までの時間オーバーは許されますが、減点の対象になります。 つまり、考え方として「時間をかければ良い品物が出来て当たり前」ということなのです。
自分で掴んだ、作業の時間配分を守り、寸法差０など追及せず、公差内にあれば良しとして作業を 進めることです。公差を外れても減点になるだけと割り切ることも必要です。
つまり許容時間と作業の正確さの駆け引きで、高い位置でクロスさせることです。 一級の実技試験はとにかく時間が足りません、こんな短い時間で減点０なんていう職 人さんがいたら神様でしょう。
私はヘビースモーカーで1時間に1本煙草を吸わないと生きて行かれませんが、試験中 は5時間ほど禁煙しました（雑念、煩悩は頭から消えました）。
特級技能検定試験は一級技能士取得後6年目で受けてみましたが学科試験はもとより 実技試験もビデオを見て設問に答える様な体力を使わない試験だけです。一発合格で したので気抜けしました。
なお、各級（3級は対象外だと思う）技能士検定で優秀な成績を修めると県知事、職業 能力開発協会から表彰を受けられます。
岐阜県からの賞状
職業能力開発協会からの賞状
複合技能士（愛知県）
技能士グッツの一例
貴重な、画像資料とともに体験談を頂戴しました。どうもありがとうございました。
提供いただいた岐阜県のY.Sさまも、アマチュア無線家（上級ハム）と伺っております
