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家庭電器修理技士
文部省認定社会通信教育終了で、民間資格ではあるが「家庭電器修理技士(初級)」が授与されるもので、いわゆる資格試験で取得するものではない
パーソナルコンピュータはすでに家電製品の領域になっているといっても過言ではない。事実多くの家電メーカが手がけており、大手コンピュータメーカであっても旧来のコンピュータのような保守契約というわけにもいかず、事実上家電修理と同様である。
したがってこの資格も情報技術の資格といえるだろう。
特に通産省の家庭用電子機器修理技術者は弱電中級エンジニアには有益と感じる。この資格をめざす前段階としてこの家庭電器修理技士をめざすのもいいだろう。なおこの資格の発行者は全国の家電小売商組合の家庭用電器修理技士審査委員会であり、上級の取得には通産省の資格や実務経験を必要とする。また文部省認定通信教育というものも安心できる。
通信教育実施団体:電子文化研究所
私の取得体験 受講時:高校1年生の夏休み時(約1か月の連続学習)
当時工業高校生の私にも理解できた内容である。夏休みをこの通信教育でつぶしてしまった。
私は、その後大阪の大手家電メーカーに入社し、9年間パソコン等の製品設計業務に従事していました。(その後兵庫県の工業高等学校の教員の道へ進む)入社直後の新入社員研修では販売店実習があり大阪市内の系列店で勤務しました。
そのとき、小売店での勤務知識や仕事に対する心構えなどもテキストでは詳しく書いてあり、大変役立ちました。
当時の研修した店の経営者に、この資格のことで伺うと、上記の審査委員長である木村氏は大阪在住の小売商組合のトップであったようでした。たしか大虎(たいこ)電器?という店の名前も伺った記憶もありますがかなり業界での実力団体のようでした。(もしご存知の方は教えてくださいね)
そのためか民間資格でありながら、この資格は会社の人事の認める資格検定リストに入っていたようで(当時のことで現在はどうかわかりません)私も資格コンピュータ登録申請をした記憶があります。
なお、この電子文化研究所とはつきあいが深く、後年、工事担任者の通信教育を受け、文部大臣賞をいただいたことにもつながります
家電修理も複雑多様化しており、また、回路構成などは各メーカにより異なりますので、修理技術を独学でするのは大変です。
私の場合ラジオ等の製作やアマチュア無線・オーデイオを趣味としていたので苦にはなりませんでしたが、経験と知識により習得期間も個人により大きく異なり、一般的に素人には技術習得が難しい分野と思います
また、残念ながら修理技術は本来難しいものであるのですが、社会情勢は使い捨ての世の中であり、修理サービスも高収入を望めるものではありません。(買い換えたほうが安いという。ものを大切にしないいやな世の中です)
しかしリサイクルを考えなければならない時代に入ったことでもあり、今後この分野は注目されるかも知れません
通産省認定の家庭用電子機器修理技術者の前段階として学習するのも良いのではと思います
(財)電子文化研究所
家庭電器修理講座など
108 東京都港区高輪1-4-26 日興ビル
TEL03-3443-0856/FAX03-3443-0102
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