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中央能力開発協会
資格の名前だけを聞くと、サービスエンジニアのような修理技術の試験を想像した方もおられるかもしれませんが、この資格は教育訓練施設
や事業所において、コンピュータを活用した各種のサービスをを行う人々の能力を評価する試験です。
この試験の目的は、「技能習得意欲の増進と、社会一般の評価を高めることで、これらに従事される方々の社会的・経済的地位の向上を図る」とあります(中央職業能力開発協会さまから提供いただきました資料より引用)
この資格試験の実施者は、労働省系の職業能力開発関係の資格・検定試験を担う中央能力開発協会であり、職業訓練校などではこの資格検定を取り組んでいるところも多いようです
この資格は、OA機器操作部門(ワープロ・表計算・データーベース・総合ソフトの部門区分がある)と、コンピュータリテラシ部門(BASIC、C、メカトロニクスの部門区分がある)から成り立っており、筆記試験と実技試験があります。
なお、この資格は、労働大臣認定の資格であり「メカトロニクス技士」などの称号が与えられます。
世間一般には、あまり知られていない資格検定ではありますが、労働省系で唯一のコンピュータに関する操作実技系の検定です。 今後の発展も期待できるものと思いますが、OA操作系に「技士」の称号は少しイメージが違うように感じるので、
「操作技能者」などの名称がいいのではないかというものや、「本当に、この技士は公的ですか」というメールも、最近多くきました。
(おそらく、私がビジネスキャリア制度の、試験実施団体協力記事を書いていますので、聞かれたものと思いますが)
技士というと、私はすぐ「アマチュア無線技士」など、工学的要素を想像してしまいます。 オペレータでは、操作中心、しかし「技士」となると、技術に裏付けられた操作のイメージです。
パソコンも黎明期では、確かにそのようなイメージがあったことは事実です。BASICなどはその代表例ともいえるでしょうが、ウインドウズ時代となった現在では、ソフトも大きく変わりました。
もしかすると、この資格も名称や内容を含め、近い将来大きく変化していくような気もいたします。
いずれにしても発展してほしい資格の一つであると思います。
問い合わせ先
中央能力開発協会
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